コロナ禍でもできること③

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2020年春、人々が想像もしなかった世界になった。

コロナウイルスの脅威は世界中を混乱させ、スポーツを止めた。スポーツが開幕する季節にスポーツは中止することを余儀なくされてしまった。

その最中、やり場のないアスリートたちは何を思い、そして何をして過ごしたのか。

 

前田健太の過ごし方

(Photo by Billie Weiss/Boston Red Sox/Getty Images)

 

最善の準備

「今シーズンの開幕は、いまだに不透明ですが、いつも以上に”最善の準備”をしておくことが重要だと思っています」

この”最善の準備”には、感染予防も、いつでも開幕してもベストな状態でいられるための身体の準備も含まれている。先が見通せない自粛期間の中で、訪れる開幕の時のため、日々トレーニングに励んだ。

前田は「準備」において人一倍、気を使っている。

「実戦から遠ざかっている分、その感覚をどう取り戻していくかが、今一番の課題です。カリフォルニア州は現在、外出禁止という状況なので、限られた環境のなかで、いかに強度をあげたトレーニングを重ねることができるか。そこが難しいところではあります」

 

自身の体を鍛え、コンディションを整えておくことはできるが、やはり実戦から離れている時間が長いと不安にもなる。実戦で消耗するエネルギーは、練習時のそれとは比較にならないくらいに大きい。このギャップにも対応すべく、前田はトレーニング強度を極力上げている。

 

STAY HOME!に貢献

「未曾有の危機のなかで、ピンチを乗り越えるため、これ以上被害を拡大させないためにできることはあると思います。
メジャーリーグは、3月中旬に全30球団が各チーム100万ドル、総額3000万ドル(約32億円)を球場の従業員の方々に寄付することを決定したと発表しました。これは本当に素晴らしいことだと感じます」

リーグ全体を通して、協会がこのピンチに勢力を上げている。

そして前田自身も「できること」に積極的だ。

「僕自身はSNSなどを通じて、応援してくれている方々に、楽しんでもらえるようなコンテンツを発信していきたいと思っています。自分の経験や持っている情報をYouTubeやインスタグラム、ツイッターなどで積極的に発信することで、”STAY HOME”と社会が訴えていることに少しでも貢献できればと考えています。一人ひとりが意識して協力していけば必ず乗り越えられる信じていますし、普段の日常が戻ったその先に、今シーズンの開幕が待っているはずです」

 

前田のように日本野球界を代表するような選手の影響力は大きい。

そして誰よりもそのことを自覚しているから、情報発信には積極的だ。アスリートにはこんな役割もあるんだと再認識した。

 

まとめ🌱

✅「準備」を最善にする。実践に対応できる状態に近づけるためには、トレーニング強度をあげる必要がある。

✅スポーツ以外で社会貢献できることを考える。影響力のあるアスリートは情報発信をすること自体に価値があることがある。

 

アスリートはいつだって「本番」を見据えている。実戦となったときにどれだけ多くの力を発揮できるか。準備の質にもこだわり、ただ準備するだけではない。実戦を見据えた準備をすることが重要だ。

今の若いアスリートであれば、SNSも身近に普及しているかもしれない。選手たちの「本業」ではないが、社会に影響を与える者として、ここで発信をしていくことは今後さらに大きな価値となるかもしれない。

前田はすでにそのことに気がついている。

日常がままならず、野球どころではないという状況で何ができるか。ここで考えて柔軟に動けている選手は、試合でも大きな変化に対応できるのだろう。なんとなくつながっている気がする。

 

 

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