【徹底レビュー】『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』#31

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スポーツメンタルコーチの鈴木颯人さん著の一冊。

 

アスリートのメンタルの強さには定評がありますが、この1冊から学べることは
アスリートの「自己との向き合い方」です。

 

アスリートは常に、練習中も練習外でも自分自身と向き合っています。

 

私たちは、普段どれだけ「自分」と向き合うことができているでしょうか?

 

この本を読むことで、自分の弱さに心から向き合い、その弱さにどのように対峙していけば良いのか?
アスリートが辿ってきた道のり、言葉から学ぶことができます。

 

 

Contents

読む目的

  • アスリートの生き様から出る“言葉”を知る
  • その言葉の背景にある“強さ”を読み取る

 

メモ

・どんな人も常にポジティブで居続けられることはない。「ネガティブな状態から抜け出す術」を学ぶことの方が重要。

 

・大事なのは、弱い自分に向き合う覚悟

 

・結果を残す選手は、結果よりも成長に目を向けている

 

・大きな舞台で夢を叶えたいのなら、早く挫折を経験するべし。

 

・「不安」という感情が悪いものだと誰が決めたのか?不安があるからこそ、前に進めることもある。つまり、「自分は弱い人間だと自分を直視しているからこそ、強くなれる。」
▶︎不安は成長のために欠かすことのできない能力。

 

・他者との比較や競争をやめる。自分の時間、自分との比較が人格を育てることがある。

 

・もう一人の自分を認識する力を「メタ認知能力」という。

 

反省とはダメなところを改善することではなく、伸び代を見つけること。


例)「足が遅い」ではなく、「走力を鍛えたら可能性が倍増する」

 

・わからないことに貪欲になる。理解できないことはできるまで質問する。

 

・一流はどん底のメリットを知っている。「負」に対する免疫を高めるためには、どん底とともにする勇気を持つべき。マイナスの感情とともにする
→つまり悪い結果にも覚悟がついている。

 

・「怪我はチャンス」といった本田圭佑は、いくつもの課題を前向きに捉えて乗り越えてきた。

 

「自分がこうしたい」と言うイメージを強く、リアルに描けるようになるまで明確に取り組んでいた。「偶然に、数回イメトレをするのではなく、意図してイメトレを強い意識でやっていた」
▶︎ネガティブは悪いものではない。成長に必ず必要なものなのだ。

 

・ワクワクするような動機を「内発的動機づけ」という。
→初めて競技をした時のようなワクワク

 

「ワクワクの気持ちは10点満点中、何点ですか?」
「夢を叶えた自分は、今までの挫折をどのように語りますか?」

 

・結果を出す選手は、その時の光景や匂い、音や感触をリアルに描く

 

・「楽しみながら、自分を知る」
→“自分で自分を見るのではなく、相手を通して自分を見ることによって課題が見つかるのではないかと思っています”(羽生結弦)

 

・目標には3種類、having, doing,beingがある。お金を稼いだり、車を買うというhavingを満たすことが、その人の心を満たすことにつながるのだろうか。最も重要なのは、being(在り方)

 

・NBAプレイヤーの60%が引退から5年以内に自己破産する。
セカンドキャリアの制度が不安

 

・人生の目的、人生のテーマはなんなのか?
→一生追いかけたいテーマを見つけること、
夢を叶えたあと、どんな人生の目的を達成したいと思っているのですか?」

 

・「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できるものである」(ダーウィン)

 

・一進一退を乗り越えて、本当に手にすることができるようになるまで時間がかかる

 

今日この努力をしたら、1ヶ月後どんな自分になるか?
 今日この努力をしたら、1年後どんな自分になるか?

 

・結果を出すこと以上に大事なこととは何か?
→それは成長の過程に注目することであり、他人の利益を考えることであり、競技そして人生そのものを楽しむこと

 

響く言葉

  • 「努力しても報われるわけじゃない。でも努力しないと報われない」
  • 「努力は夢中に勝てない」(為末大)
  • 「自分のことよりも人のことを考えられるくらいの心の余裕をモテたなら、プレーの質は変わってくるはずだ」(長友佑都)
  • 「プレッシャーがない人生より退屈なものはない」(錦織圭)
  • 「あまりに苦しくて苦しくて、仕方ない時は、一歩引いた立場から全体を見てみる。そうすれば、自分がどれだけ恵まれているか実感することができる」(桑田真澄)
  • 「性格は変えられなくても、考え方は変えられるということ」(川口能活)
  • 「一流になれる人とそうでない人の違いを一言で言うとしたら、変化を嫌わない人か、どうかということ」(古田敦也)
  • 「全力プレーを続けることで、この世でもっともコントロール不能な「人の心」を動かしたいと思います」(松井秀喜)

気づき・学び

  • 当たり前でもあるがアスリートもみんな挫折や苦悩を味わっている。自分に向き合う時間が長ければ長いほど、自分への理解が深まっている。だから言葉への「重み」を感じる。
  • 大事なのは、「言葉」によって感じた感覚を自分なりの言葉にさらに落とし込み、そして【ネクストアクション】に移すこと!
  • 物事は全て、捉え方によって大きく変わる。起こる事象に対して、どのように捉えるかが重要なこと。

 

ネクストアクション

✅アスリートへの関わり(コーチとして)を持つために、まずは大学部活にコーチング提供機会をいただけるよう依頼する

 

 

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