トライアウトに挑む元ドラフト1位選手が思うこと

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12月7日、明治神宮野球場で「プロ野球12球団合同トライアウト」が実施されました。

今回のトライアウトでは、新庄剛志(元日本ハム)の参加などで大きく注目が集まりましたね!
かつてドラフト会議で1位指名された選手たちも参加し、ファンにとっては懐かしくもあり、嬉しい時間となりました。

 

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ドラフト1位選手の意地

今回、元ドラフト1位選手は4人参加を表明しました。

由規(元楽天)

野球センスは子ども時代から花開き、高校は名門の仙台育英高校に入学。

3年夏の甲子園では、155km/hを計測。さらに、その後の日米親善試合で、高校時代の自己最速記録157km/hを計測するなど、高い注目を集める高校球児でした。記憶に新しい方も多いと思います。

ドラフト会議では、中田翔や唐川と共に「高校ビッグ3」とも言われ、地元球団の楽天のほか、ヤクルト、横浜、中日、巨人の5球団が1巡目で指名した末、ヤクルトが独占交渉権を獲得。

プロ入り後は、161km/hを計測するなど、速球投手としてチームを支えてきましたが、度重なる怪我により、近年は一軍の試合に出場できない期間が続いておりました。

 

結果

1人目、同じ楽天のフェルナンドに148kmのストレートで押し込んだかに見えたが、これをライトポール際に持っていかれる本塁打となる。

そこで動揺があったのか2人目の田城飛翔(ソフトバンク)には死球を与えてしまう。それでも3人目の大本将吾(ソフトバンク)を見逃し三振に取って意地を見せた。Number Web 12/7

 

内竜也(元千葉ロッテ)

10年前の千葉ロッテの“下克上”に大きく貢献するなど、リリーバーとしてチームを支えました。

しかし、内選手も由規選手同様、度重なるケガもあり、2020シーズン限りでロッテから戦力外通告を受けています。

 

結果

そんな内がマウンドに上がったのは午後の部。1人目の対戦相手は黒羽根利規(日本ハム)だった。2球連続でボールになったものの、その後制球を定めてショートゴロに打ち取った。

続く永江恭平(西武)は鋭い縦のスライダーを投げ込んで空振り三振に斬って取る。そして3人目の広畑塁(巨人)もファーストゴロに打ち取ると、笑顔でマウンドを降りた。11球を投じて安打を許さない辺り、通算308試合登板、56セーブの実力者であることを示した。Number Web 12/7

 

藤岡貴裕(巨人)

2012年ロッテのドラフト1位選手。

東洋大学時代は、大学1年から公式戦に出場して大活躍。目まぐるしい成果を残しました。野村(広島)、菅野(巨人)とともに当時の大学ビック3とも呼ばれる存在として、大きく騒がれてきた選手です。

プロ入り後は、3球団を渡り歩き、結果のでない時期にも苦しんできました。

 

結果

藤岡貴裕(巨人)は1人目の耀飛(楽天)を空振り三振に抑えると、2人目でここまで2安打を放っていた田代将太郎(ヤクルト)をセンターフライ、3人目の日暮矢麻人(ソフトバンク)を球威あるストレートで空振り三振と、こちらも鮮やかに無安打で抑えた。(Number Web 12/7)

 

伊藤隼太(阪神)

中京大中京高の野球部を経て、慶應義塾大学に進学。

ここでもやはりその活躍は早く、1年春リーグから試合に出場。活躍は続き、3年夏には全日本の代表に選出される。全試合で四番に座り、3本塁打を放つなど大活躍でした。

 

「まだ諦めるつもりはありません」

 

トライアウト時に発した言葉です。

強い思いでこのトライアウト、野球に向き合っている表れですね。

 

結果

伊藤隼にとって大学時代、慣れ親しんだ神宮の地でのトライアウト、午前の部では小熊凌祐(中日)にセカンドフライ、小澤怜史(ソフトバンク)には外角のボール球を振らされ三振に終わっていたが、午後の部の第1打席、田原誠次(巨人)の投じた初級をキッチリととらえると、大きな弧を描いた打球は右中間を真っ二つに破る。持ち味である長打力を発揮したツーベースでアピールした。(Number Web 12/7)

 

まとめ:プロの世界は想像以上に厳しい

 

毎年のドラフト1位選手は日本で“12人”しかいない。

何人もの野球人口がいる中で、その12人に選ばれた野球の申し子であっても、長い年月の活躍を約束されているわけではない。

事実、今年のトライアウトでも4人の元ドラフト1位が参戦しているのだから、本当に厳しい世界ですね、、

 

結果は、しばらくしたら通知がきます。

もう一度チャンスを掴むことができるかどうか。選手たちに今後が決まる。

 

 

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