【ダルビッシュ】見据える先は“世界”のトップクラス

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「人生で一番、段違いでいいとは思いますけど、もっと良くなると思う」

試合後のオンライン会見で話たのは、メジャーリーガー・ダルビッシュ有投手。今季の戦いに注目した。

 

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2020年シーズンのダルビッシュ

 

今季、個人・チームともに好調で、特にダルビッシュ自身はこれまでのキャリアの中でも最高といえる結果を残している。

コロナウイルスの影響でメジャーリーグの公式戦は60試合に減少。今までに例のない進み方で、本来であればシーズン50〜60試合を超えたあたりから調子を上げてくる選手も、上げきれない状態で終わってしまう。特にその傾向は顕著で、メジャー有力選手が次々とシーズン当初に出遅れ、リカバリーできずに成績不振で終わった印象が強い。大谷翔平などもその1人となってしまった。

そんな中、ダルビッシュが最高の成績を残せたのは、体のコンディション状態を維持できたことが大きい。シーズン序盤から調子を上げ、9月27日(日本時間28日)の2020年のレギュラーシーズン全日程を終了まで大きく調子が下がることはなかった。通常通り、1シーズン162試合を通していればどうなっていたのか、「見てみたかった」という声も少なくない。

ダルビッシュはこの結果から、今季のタイトルホルダーが確定。シーズン8勝を挙げ、日本人初の最多勝を獲得することになった。

「ハーフですが気持ちは完全に日本人なので、日本人として嬉しく思います」

とコメントした。

 

1年を終えて

 

そしてチームとしてもポストシーズンに進出を果たした。

初戦のマーリンズ戦、初日に敗戦し迎えた10月2日(日本時間3日)の第2戦に先発したダルビッシュは、ここでもナイスピッチングを披露。7回途中5安打2失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、0−2敗戦。まさかの2連敗で今シーズンを終えた。

今シーズン、間違いなく最もチームに貢献したであろうダルビッシュは、敗戦後のインタビューで「もっと良くなる」と表現した。

「数字を見ればある程度、どの選手とも張り合えるぐらいの数字だと思うし、去年の後半ぐらいから周り(の人)には(メジャーの)トップレベルが見えてるっていうのは言ってて、そこのいちに自分は近いと思っている」

一方で、

「同時に、例えば、デグロム(メッツ)、であったりだとか、カーショー(ドジャース)であったりとか、バーランダー(アストロズ)であったりだとか、あのへんとの差がまだ、なんていうのかな、自分では遠いかなとすごく思います」

と話す。

メジャー8年目のシーズンで残した好成績。見えた景色もこれまでとは変わってきている。その変化をどのように感じているのか。

「掴んだものは足りなかったものですね。そこがすごく見えたので、自分にどうしても足りない部分っていうのが見えたってことが自分にとっては掴んだものというか、得たものだったかんと思う」

 

一番の差は「フィジカルと技術」。

「フィジカルの部分はもともと、天性のものっていうのがあるから、そこを同じように何もせずに、いじらずに勝負してても一生、相手にならないので、いかに天賦の才に近づけるか、ですね。努力的な部分で。難しいですけど」

 

最高の成績を残しても、なお、さらに高みを見据えている。決して現状維持する気持ちではなく、一流から『超一流』に上り詰めようという気しか感じない。

 

まとめ:現状に満足しない

✅調子の良い時こそ、要因と結果の分析をして次に備える

 

ダルビッシュ投手が今回特に抜きん出ているなと感じたのが、分析力。

今年まで7年メジャーの舞台を経験してきて、いろんな一流の投手を見てきた。それが今回自分なりの「勝ち方」や「コンディションの整え方」を確立し、結果を爆発させた。

そしてその力はまだ伸び続けると、自分が一番信じているし、それを体現してくれそうな雰囲気がある。掴んだものは「足りなかった部分」。来シーズンのさらなる活躍に期待したい。

 

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