ビジネス書から学ぶ【成功のコーチング】

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スポーツ現場のコーチから選手への指導、いわゆる「コーチング」の場面において、正しいコーチングとは一体何なのでしょうか。

今日はその「コーチング」において重要になる隠された【ヒント】を、ビジネス書から学んでいきましょう。

 

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「成功」に必要なもの

 

「成功するのに、一番大切なのは、多くの人に助けてもらうことだ」

 

『ユダヤ人大富豪の教え』に出てくる言葉です。この本はゲラーさんという大富豪が主人公に向けて発した言葉なのですが、この本質について考えてみましょう。

 

ゲラー氏は「成功」は自分の力ではなく、多くの人の協力があってこそ実現したものだという考えを述べています。

「成功を目指す多くの若者は、全てのことを自分の力で成し遂げようとする。けれども、それは大きな間違いだ。というのも、成功とは多くの人に支えられていて、初めて実現できる状態のことだからだ

 

これをスポーツで考えてみます。

スポーツをする人は、大半が子供の頃に競技を始め、中高・大学生になっても同じ競技を続ける
もしくはスポーツの面白さを見出し別の競技に転身するパターンが多いのではないでしょうか。

ジュニア時代は、食事や洗濯、車での送迎や道具の購入など、保護者のサポートなくしてはスポーツの実現はあり得ません。監督・コーチ、施設のスタッフなどの協力も欠かせません。これは当然、大人になり、プロになっても何ら変わる事はないものです。

ゲラー氏も、作中で主人公に対して次のような質問をしています。

「『俺は自力で今の成功を成し遂げた!』なんてことを言っている人に対して、彼を支えている人たちは、どういう風な感情を持つと思うかい?」

 

多くの人に支えられる人ほど成長が早い

 

「多くの成功者は、関係する全ての人に『あなたがいたから、今の自分があるんだ』ということを感じてもらえるように努力している。そうして彼らは多くのファンを獲得し、さらなる成功を実現しているのだよ」

▶︎言葉を選ばずしていうと、成功者は決して「自分の手柄」とは思っていないという事です。

その成功までの過程できっと誰か、いろんな人の知恵や協力、支えがあって実現した事である、という感謝を忘れないことが、ゆくゆく、多くの人に支えられるための大きなポイントなのかもしれませんね。

 

自ら行動を起こす

写真:Getty Images

 

これまで説明してきたように、自分の「成長」や「成功」のためには、周りの協力は必要不可欠である事はわかりました。これは個人でもチームでも当てはまることです。

例えば、積極的に試合会場や自分たちの練習施設周りの後片付け、ゴミ拾いを行っていたら、周りはどんな印象を持つでしょうか。

周囲の人たちも感心して、様々なサポートをしてくれるかもしれません。

この積極的な姿勢は、サポートを「受ける」ように待つのではなく、「自分たちから貢献していく事」「自ら行動を起こしていく」ことを大事にしているからこそ実現するのでしょう。

まずは自分たちから貢献しようと行動を起こすこと、これが大事に思います。

 

専門家を頼る

ゲラー氏がもう一つの重要性について説いている場面があります。それは「専門家の協力」をうまく得ることについてです。

「もう一つ、君に伝えたいことがある。それは、専門家の知識を使うことだ。専門家とは、その分野のエキスパートをいう。人間には残念ながら、70年から80年しか生きる時間がない。という事は、その中で自分の自由にできる時間は、決して多くないということだ。

成功する人間は、『自分の時間には限りがある』と考え、自分にできる最大のこと、つまりは自分の大好きなことをやって、才能を周りと分かち合う

 

このことから、ゲラー氏は時々で必要な知識全てを自分1人では学びきることはできないと説いています。

確かに、これから法律のことについて詳しくなろうとしても、法律のプロとして40年時間を費やしてきた専門家より勝る事はできない。それならば、その道のプロから知識を得よう。そのために対価として「お金」を支払うのです。

「だから私は1時間何百ドルというお金を支払っても惜しくないどころか、自分のためにその知識を得ようと40年間も頑張ってくれた弁護士に、いつも心から感謝しているくらいだ」

 

反対にいえば、自分がこの道で生きていきたい、一番になりたいと思うのならば、まずはそのことだけに集中し、その道のプロとして最高の技量と経験値を積み重ねてみる、というのも一つの戦い方と言えますね!

これができると「人に応援してもらう人格(人柄)を作ること」への可能性が広がるでしょう。

 

まとめ:「成功」のためにいろんな手段を駆使しよう!

その「成功」は誰かのお陰様と心得る
✅自ら動くことで応援してもらえる人になろう
✅専門外のことは遠慮なくその道の「プロ」に頼ろう
確かに「できることならやってみたい」って思うこと、結構ありませんか?
人生100年にしても、絶対時間が足らないですよね!
だから自分が本当に「今」、やりたいこと以外はまずはその専門家に聞いてみるのがいいのかもしれません。
聞いた上で、その道に興味があれば自分もその道の「プロ」になるだけです。もちろん聞く時は「対価」を支払った上で、、!

 

 

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