【GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代】#5

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世の中に存在する、「ギバー(与える人)」「テイカー(受け取る人)」「マッチャー(どちらもバランスをとる人)」の特徴、性質を紐解く。

これからの時代に必要とされる人とは?

 

 

Contents

読む目的

  • 与える人になるためにどうすれば良いか、具体的なアクションを発見する
  • 与える人がどんな心持ちで生活しているか知る
  • 自分がいますぐできることを知り、実践につながるヒントを得る

 

内容

・世の中にはギバー・テイカー・マッチャー(バランスを取る人)がいる。大半はマッチャーであることが多い

・成功するギバーは自己犠牲ではなく、他者志向性を持つ。自己利益と他者利益は相反するものではない。優れたものを作ることによって喜ぶことが増える、これが自分にとって大きな意義であれば、それは自分に「与えた」ことになる。=他者と自己の一体化

・仕事は「自分以外の誰かのためにするもの」。この人は役に立つと思ってもらえて初めて仕事をしたと言える。つまり自己に視点が向いているテイカーは仕事に向きあっていない。そもそも仕事の評価は自分でするものではない。他人に評価されてこその仕事

・ギバーは最も成功する人であり、最も成功しない人でもある。ただのお人好しではないことは確か。

先に与えるという精神が成功に導く。どの3タイプでも成功は可能だが、ギバーの成功は独特。ギバーの成功は「価値を生み出す」→周囲から敵が消えることによって、成功が近づく。

「人助けをすると評判がどんどん高まり、自分の可能性の世界が広がる」

・テイカーは他人の誠実さに泥を塗って、自分のメンツを保つ。

・テイカーは主語が「私たち」ではなく、「私」という。

・休眠状態→これまで連絡が途絶えていた人。それを助けてもらうから恐縮、という考えになるのなら、まだまだ日頃からギブできていない。SNSでも常にギブできる。

自分がギブすることで相手もギブのお返しがしたくなる。自分がギブすることで相手をギバーにさせることができる。

・ギバーは他人を頼ることが強さと考える。大きな利益と考えている。

・ギバーとして信用を得ると、大胆な提案も通りやすくなる

・うまく行かないときは自分が責任を負い、うまく行くときはすぐに相手を褒める。

・「自己成就予言」→他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待通りの結果を実現すること。例えば教師が生徒を「伸びしろがある」と信じたことで、その成長を大きくした。大人でも同様の結果になる。上にいるものが可能性を信じれば、下はその可能性を発揮する。

・人が才能を伸ばすのは「やる気」。ある分野の専門家になるには、そこに1万時間は要する。トップは共通して長時間を費やしている。

・テイカーは弱みをさらけだすと優位性を失うと考えている。しかし、ギバーは、楽に弱さをさらけだす。力を見せつけることが目的ではないので、弱点を出すことを恐れない。

・ギバーになるためすべきこと→「質問」すること

・トップセールスの大半がギバー。相手のニーズを知ろうとする、そのための質問を多数することが、結果として相手のためになる。

・ゆるい話し方→相手の利益を考えているという印象
強気の話し方→リーダーシップを発揮する印象

・質問力。困った時の「あなたが私の立場だったらどうされますか」という質問。これは相手に考えさせるし、自分に寄り添った気持ちにさせる。

・アドバイスを求めることもギバーの特徴。そもそも人はアドバイスを求められるのが好き。求められるとテイカーは自分が偉くなった気分に、ギバーは人の役に立てた気分になるという特徴がある。

・ギバーが燃え尽きるには、「与えすぎ」によってではなく、「困っている人をうまく助けてあげられない時」。自分のギブが直接役立っていることを実感できると大きな力を発揮する。

・ギバーには自己犠牲型と他者志向型がいる。他者志向型は自分自身の幸せを守ることの大切さを痛感している。人に助けを求め、必要なアドバイスを求める。承認やサポートは燃え尽きの大きな抑制になる。

・他の人のためにお金を使える人は、幸福度が上がる。=倫理的満足感=ヘルパーズ・ハイ

・ボランティアは時間と労力の無駄ではない。人の目を惹く効果を持っている。

・人助けは、その人を得させたいという思いからなるわけではない。困っている相手に事故を投影し、同化させ、相手のなかに自分を見出す。=自分のために人助けをする

・他者を特にさせたいという気持ちと自分自身得したいという気持ち。一緒になっていい。協同であるべき

 

学び・気づき

 

・今まで、弱みをさらけ出したり、人を頼るということは、ある意味自分の未熟さを見せ付けているように感じていた。
→しかし、これは真逆。質問したり、人を頼ったり、ありのままの自分を出すことこそが、他人をもギバーにさせる力を持っていて、さらに最終的には「自らの助け」になる。

・一見、相手のためのように思えることも、全て自分のためだと思うと全て積極的に行動をおこせる。
→早速今日から実践あるのみ。

 

ネクストアクション

  • 今日、人に10個以上の質問をする
  • 今週までに、大事な人を相手にお金を使ってみる
  • 今悩んでいることを人に聞き、アドバイスを求める

 

 

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