大人気映画、えんとつ町のプペルについて考えてみます。
人気の理由を大きく3つに分けてまとめましたのでご覧ください。
Contents
人気な理由
①西野さん自身の“生き方”が反映されている
お笑い芸人 “キングコング”といえば、
20歳養成所時代から頭角を表し、一気にお笑いタイトルも総なめ。
梶原と西野。天才的な若手として当時から注目を集めていたコンビです。
しかし、世間はあくまでも彼らを「芸人」として注目していました。
後に、西野さんは絵本作家として、梶原さんは「YouTuber カジサック」として
大活躍することになるのですが、当時それを受け入れる人は少なかったんです。
それも当時は、周囲の勝手な「期待」がはたらいていたのかも知れません。
若手時代、人気は続き、看板番組の「はねるのトびら」でゴールデン獲得。
番組開始から視聴率も順調にのばし続けてきました。
そんな人気の絶頂にある中、
当時25歳の西野さんは「そのまま芸能界のトップを目指して勢いのまま走り続けるのかな」、
「お笑い界を牽引してほしい」
と誰もが考えたのではないでしょうか。
そんな時に西野さんが考えたことは、まったく逆のことでした。
「タモリさんやさんまさんの背中が遠く感じた。どうやっても追いつくことのできない高い壁だった」
✔️「絵本」の道へ
西野さんの生き方はここから一変。
『エンタメで世界を獲る』というテーマを掲げて、お笑いから転じ、
絵本を書き始めたのです。
そこからは、時代の先駆者を辿ります。
ニューヨークでの絵画展を開催するためにクラウドファンディングで資金を募ったり、
オンラインサロンを運営してきました(現在、日本最大7万人規模)。
これらの行動は、当時日本では全く知られていなかったために、
多くの“批判”を受け続けてきたと言います。
“知らない”は攻撃の対象になるのです。
それも大衆が知らないことは、みんな攻撃しやすくなるものです。
いつだってマイノリティーは叩かれる。。
この現象について、西野さんは
「人は知らないものを嫌う生き物だ」と表現しています。
そんな経緯もあって芸人の傍ら、絵本作家としての顔も持ち活動してきたのです。
忘れてはいけないのが、そのストーリーには西野さんの強い想いや願いがあったということです。
詳細は下の書籍、『ゴミ人間』をぜひ読んで欲しいのですが、そんな西野さんの生き方・生きるうえで大切にしてきたことが、“メッセージ”として突き刺さるような映画になっています。
西野さんのことをこれまで見てきた人や、支えてきた人、クラウドファンディングやオンラインサロンに入会して近くで見てきた人にとっては心に刺さる映画であることは間違いないでしょう。
ちなみに西野さんのこれまでについては、
オリラジのあっちゃんこと中田敦彦さんがユーモア交えながら詳しく紹介してくれています。
それにしても、『YouTube大学』は安定感抜群ですね。。
②心に刺さるストーリー性
“ストーリー性”については、西野さんの歩んできた道を知ると、よく感じることができます。
人に批判され、理解を得られず、
でも自分の信じる形、正解かわからない道を正解にしようともがいてきた。
この『映画えんとつ町のプペル』の主人公、ルビッチも同様の心境にあっただろうと思います。
同時にそのルビッチの周りにいる大人も、かつては西野さんの周りにいた人たちに重なっているのかと。。
とにかく、この日常の疑問や想い、願いを
映画上で、いや正しくは絵本から表現された西野さんは本物のエンターテイナーだなあと感じます。
③親しみやすいキャラクターの個性や主題歌のテンポ
人気になる理由の一つとして欠かせない要素ですね。
『天気の子』
『千と千尋の神隠し』
『鬼滅の刃』
どれをとっても主題歌は人気ですし、個性的なキャラクターを持っています。
『えんとつ町のプペル』でも、
ストーリーに出てくるルビッチやゴミ人間のプペルが何よりかわいいキャラクターになっています。
お子さんにも人気が出そうです。
声も女優の芦田愛菜さんと俳優の窪田正孝さんが演じていますが、
これは、まさにピッタリに感じます。さすがですよね。
屈託のない、希望に満ちたルビッチの声、弱々しくもその言葉に力強さが伴っているプペルの声。
自然と、スッと中に入ってきます。
主題歌の『えんとつ町のプペル』も一度聞いたら耳に残るリズム感。
「プペプップープペル♪」と呟いてしまいます。笑
ちなみに、この動画を見ると制作側の裏側がほんの少し、垣間見えます。
制作にはいろんな方のいろんな想いが詰まっている。
感じたメッセージ
- 夢やロマン、挑戦者はいつだって笑われる
- バカ正直で真っ直ぐな気持ちが人を動かす
- 自分と同じ志を持つ“同志”を見つけることの重要性
- 批判者はその夢を過去に諦めた自分を守るために批判する
→挑戦者がうまくいったら、諦めた自分が惨めだから
まとめ:最高のエンターテインメントを観に行こう!
もちろん席の間隔を保ったり、
感染対策は万全に期すべきです。
映画館もこの状況で、前回の緊急事態宣言の事例もあり、
かなり徹底した対策を準備しています。
外出の制限もありますので、自粛が必要なこともあります。
ただ、この映画は観てほしい。タイミングがいつになってもいい。
僕は、このコロナ禍の状況にこそ、公開された意味があると思っています。
ぜひ一度、ご覧ください。