コロナ禍でもできること①

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2020年春、人々が想像もしなかった世界になった。

コロナウイルスの脅威は世界中を混乱させ、スポーツを止めた。スポーツが開幕する季節にスポーツは中止することを余儀なくされてしまった。

その最中、やり場のないアスリートたちは何を思い、そして何をして過ごしたのか。

 

大谷翔平の過ごし方

(写真:Getty Images)

目指す目標地点は

春にコロナが大流行し、世界中で自粛が行われているなか、練習量も限られてくる。大谷翔平はそんな最中にどんな練習スタイルを確保していたのだろうか。

「週4くらいで練習しています。土、日と水曜以外は球場へ行って、残りの日はちょこっとやったり、何かしら身体を動かしています」

 

普段の春先とは異なる過ごし方。試合がなく、練習も制限されている。この状況をどのように受け止めているのか。

「しょうがないと思っています。いろいろ考えてもしょうがないですし、プラスにとらえる方へ考えていきたいなと…オフ期間の練習メニューを何ヶ月もの長い間、時間をかけてやれることはなかったので、これもいい機会なんじゃないですかね。個の力が伸びるのはオフのほうが多いかなと思っていますし、うまくなる期間が長くなると確信しています

 

大谷はフィジカルのピークを30歳に想定している。そしてそのフィジカルに技術がマッチしてくるのが35歳くらいだと。30を過ぎてフィジカルが落ちてくるが、そこを技術でカバーできる年齢に差し掛かると見越している。

一時期、大谷が「マッチョ」と騒がれ、一部では「あそこまでの筋量は野球の妨げになる」という声も聞こえてきたが、ただ大きくしようという単純な考えでもない。

将来の大谷を見据えて、若いうちにフィジカルの貯蓄をしておく。そして年齢を重ねてもガムシャラにトレーニングを続けることはない、技術と折り合いをつけて「長く」プレーする体を身につけていく。

ここまで先を見据えて準備できている選手がどれだけいるか、と驚きが隠せない。自分の意見や思考がはっきりとしているから周囲の声にも惑わされない。

 

延期への対応

いろんなことを試している。

ピッチャー大谷で言えば、ボールの握りから足の上げ方、バランスのとり方やリズムを試してみる。いくつかあるパターンの中で、これが良いのか、あれが良いのかを1日に一つだけ、試していく。一気に2つはやらないというのがポイント。

その時の「良し悪し」の感覚を毎回書き留めていく。そうするとこで感覚を言語化したり集中力の出し方に傾向が見えてくる。

 

ちなみに自粛中他にできた時間では、料理をすることが多いそうだ。栄養管理もプロの大きな仕事の一つ。日々、自分のプラスになることを模索し、実践している。

 

「気」の持ち方

この初の状況下でのプロ野球選選手はどんなことを思うのだろうか。

「シーズンが始まることになって、野球ができる態勢が整ったのに自分が整っていない、というのが一番よくないことだと思うので、いつ始まってもいいように準備をしながら、野球で、できる限りのことをしたいと思っています」

野球選手ができることは野球。限られた環境の中において、もどかしい気持ちが続いていても再開を待ちわびるファンがいる限り、必ずその時はくる。大谷はそのことを強く意識しているから、野球に対する準備に全力を注いでいる。

こんな時こそ、下を向いてばかりではなく、気持ちをポジティブに維持しておくことは重要なことに思える。が、大谷は現状を「受け入れる」心も持ち合わせている。

「そこは、ポジティブに考えようとは思っていない、ということですね。何事もバランスかなと思っているので、いいこともあれば悪いこともある。意識的に良いことを考えるのは大事かなと思いますけど、常にポジティブでいようとは思っていません

現状を受け入れて、少しずつ前に進んでいく。

「自然体」な感じがとても心地いい。

 

 

まとめ🌱

コロナ期間を個の「成長」期間と捉える

✅時間をうまく活用して、いろんなことを試す

✅無理に「ポジティブ」を意識しない。時には悪いことも受け入れる

 

メジャーリーグの開催が遅れ、試合ができない状況において、どんなダメージがあるのかと想像していても、全く心配はいらなかった。

大谷は無理にポジティブを作らないが、すでにポジティブな思考で行動している。

当然ストレスも感じる日々であったと思うのだが、「できる限りのこと」にフォーカスして日々を過ごしている。

最も強く感じたことは、先々のビジョンまでが明確であること。

30代後半のことまで想像していて、そこから逆算して今の自分に必要なものを割り出している。そしてそれを積み重ねることを、状況が変化しても難なく実践している。

超一流のプロの姿。

 

 

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