今回は、現職で忙しくはたらきながら転職を考えてるビジネスマン向けに、仕事&転職活動を両立する方法をお伝えしていきます。
ぼく自身、転職活動中の5ヶ月間は下記のスケジュールで動いてきました。
・自己実現コミュニティ“NewType”に週6で6:00〜参加
・朝出勤前 or 休日に週5で筋トレ
・朝夜1時間ずつMINE’s Blog(本ブログ)の執筆
転職活動前もやること盛りだくさん、これだけでも日々はとても充実していました。
そんな中、書類作成から事前準備、面接対策、面接という一通りの活動を途中で断念することなく、5ヶ月間継続できたのには理由があります。
- 転職活動してるけど本腰入れる時間がない
- 今後の自分のキャリアを見直したいけど、仕事が忙しい
- 今が忙しすぎて転職活動に集中出来ていない
というお悩みを抱えている方に向けて、参考になればと思います。
ではいきましょう。
Contents
【転職】5ヶ月間のスケジュール
ぼくは転職活動を開始してから、完全に終了するまでちょうど5ヶ月の期間を要しました。
そのスケジュール感は下記の通りです。
✔第1フェーズ【分析期間】(開始1ヶ月〜2ヶ月目)
✔第2フェーズ【準備期間】(開始3ヶ月〜4ヶ月目)
✔第3フェーズ【いざ勝負!】(開始5ヶ月目)
“内定”がないことには、自分で企業の選択すらもできないので、内定は本気で取りに行きましょう。
ではこの3フェーズを、一つずつ解説していきます。
第1フェーズ:分析期間(開始1ヶ月〜2ヶ月目)
この期間が転職活動でも重要度の高いフェーズになります。
なぜなら、「自分を理解」しておくことが転職活動をしていくうえでの、大きな軸になるからです。
走る道がわかっていれば、後はそこを全速力で走るだけです。
いろんな人の声や他にある道が気になってしまうと、まったく集中できません。
まずここで「自分」という人間の理解を深め続けましょう。
自分の「強み」、自己理解の深め方については下記の記事で詳しく紹介しています。
そしてじつは、この自己分析は転職活動の最後まで続くものです。
もっというと転職活動を終えた今でも続いています。
ここできっちりと軸ができていると、その後の転職活動の効率・スピードがまるっきり変わってきます。
大きく分けると、この分析期間にやることは以下の3つ。
②エージェントとの面談
③自己分析・自己理解の行動
◆①履歴書・職務経歴書作成(作成期間:1週間〜2週間)
前職でやってきた仕事内容、実績、身につけた能力などを書いていくのですが、特に転職はじめての人は、エージェントの「添削」を受けることを強くおすすめします。
転職エージェントに登録し、面談まで実施することによって、プロのエージェントが書類を添削してくれます。
これは絶対に有効活用しましょう。 無料ですし、これまで面接に進む書類、進まない書類を何通も見てきたエージェントの知恵は最高の武器です。
◆②エージェントとの面談(継続期間1ヶ月〜2ヶ月)
相手はプロですから、話を聞いているうちにその人が大事にしていることや価値観に気がつくことが出来ます。
つまり、キャリアの“棚卸し”の役割を担ってくれるわけです。
コーチングでも同じ考え方、効果がありますが、「人に話す」ことは自己理解の深堀りにも繋がります。 下記から無料登録、面談の予約をして準備を進めましょう。
◆③自己分析・自己理解(継続期間1ヶ月〜5ヶ月)
この段階で具体的にやることついては、下記の記事で紹介しています。
とにかく重要なことは、過去の体験から見える「意思決定時のクセ」を知ることです。
どんな時に決断し、どんな場面で意思決定をしてきたのか、徹底的に分析し尽くしましょう。
そして、この自己理解フェーズは、転職活動が終わるまで、もっと言うとその先も終わりがありません。 自分の考えや環境は常にアップデートされるので、その都度考えておくと良いですね。
第2フェーズ:準備期間(開始3ヶ月〜4ヶ月目)
「自分を知る」という第1フェーズを終えれば、次は面接対策=準備に入ります。
具体的には、転職の軸を固め、就きたい職種の方向性を決定していくフェーズです。
さらに転職後のイメージを深めていきましょう。
第2フェーズでやることは以下3つです。
②自分が働きたい、力を発揮したい業界を決める(今後の伸びる業界であることが前提)
③Wantedlyやキャリトレの登録
◆①自分の「価値観」とつながる職種軸を見つける
自分の価値観が「何の仕事」をすることによって叶えられそうなのか?を考えます。
例えば、相手が困っている時に自らの手持ちのリソースを使って一緒にゴールに向かう、そんな過程が好きな人は“課題解決型の営業”に向いているかも知れません。
人の成長や変化を見るのが好きな人は、人材育成に携わる“人事やコーチ、教師”などが向いているかも知れません。
そんな風に、何の仕事をすれば、自分の価値観を満たすことができるのか、考えてみましょう。
◆②働きたい、力を発揮したい業界を決める(今後伸びる業界であることが前提)
職種軸が決まれば次は、業界です。
同じ営業でも、歴史の長い大手銀行とITベンチャー企業では仕事の仕方も進め方も対する顧客タイプもスタイルも全く異なります。
どの業界がいいのか、 イメージがつかない人は下記の中で自分が大事にする方を選択すると良いです。
・会社フェーズ
・商材
・社長のビジョン
✔明確に決めなくても良い
結論、業界や職種軸はざっくり定まっていれば良いと思います。
考え方が変わることだってありますし、すごく魅力的な人が他の業界にいて、「自分もそこに入りたい!」と思うかもしれません。
最初は、ある程度の軸を決めておけばOKと思います。
例)【ヒトや組織の成長支援がしたい!】
→HR業界の営業、採用コンサル業界のコンサル、教育業界の企画職、どこかの人事職 など幅広く考える。
◆③Wantedlyやキャリトレの登録
職種、業界がある程度絞れれば、いよいよそのアピールに移りましょう。
転職におけるアピール活動は、SNS型・スカウト型を活用することを“強く”おすすめいたします。
下記はWantedlyのプロフィール画面です。
特にプロフィールページは重要です。
ここは各企業の人事がよく見ているポイントでもあるので、自分史上最高のページを作っておきましょう。
実際に、私もこのプロフィールに力を入れて、30社近くの企業からスカウトを受け取っています。
第3フェーズ:いざ勝負!(開始5ヶ月目)
いよいよ本番です。面接ですね。
ここまで4ヶ月間、上記の対策をじっくり行い、自分と向き合い続けてきた人はあと力を出し切るのみです。
ぼくも何社も面接に落ちている身なので、偉そうなことは言えませんが、ポイントは3つかなと思います。
・自分がその会社に入ることで起こせる“変化”をロジックで説明できるようにしておく
・その会社に解決したい“課題”を持っていく
上記3つは特に重要です。 ここについてはまた別の記事でお話しようと思います。
面接で多かった質問まとめ
転職面接では以下のような質問が多かったと思います。
②転職を通じて実現したいことは何なのか?
③今の会社に入社した理由はなにか?
④どんな会社を受けているか?
⑤将来、何がしたいのか?
⑥3年後(5年・10年後)どうなっていたいか?
⑦他の人からどんな人と言われることが多いか?
⑧発信をしている意味は何なのか?
僕自身、転職がはじめての状態だったので、初期の面接では答えもまとまっておらず苦労しました。
ただ、人事担当者、経営者述べ50人以上と会話を重ねる中で学び、重要な質問、核となる質問が見えてきました。
最低限、上記8つの質問は抑えておくと良いです。 高い確率で聞かれます。
両立のコツは「タイムマネジメント」
ここまで、フェーズごとにすべきことを紹介してきました。
総じて言えることは、これらすべてを達成するための根幹にある重要なものは、時間の管理能力です。
本業と複業、そして転職活動を同時進行していくためには、使える時間を有効に活用し、“管理”するほかありません。
ぼくの場合、転職するとはいえ本業そっちのけで成績ボロボロでは、意味がないとも思っていました。
24時間、時間管理を徹底することが重要です。
✔時間は15分単位で刻む
意外に思った方もいるかもしれませんが、忙しいときこそ、短時間集中です。
やると決めたことを短時間で区切りながら、一つひとつ潰していく。 これが最強です。
例えば、下記はある1日の流れですが、できるだけ細かく設定しています。
細かい設定は、やっていけば段々と慣れてくるので大丈夫です。 コツコツやっていきましょう。
ちなみに、転職における進め方や目標設定については、下記の本は必読です。
✔転職活動に要した時間数
ズバリ、5160分=86時間です。
5ヶ月で85時間ですので、1ヶ月17時間分ほど。
感覚的には毎日、一日“30分”。 よく、時間がなくて転職画進まないという人がいますが、ないなら作り出しましょう。
時間の生産術については、下記記事を参考にしてください!
まとめ:転職活動は“自分を見つめ直す”ための時間
ぼくは新卒(22歳)で今の会社に入社して、2年間所属していました。
そこで働くなかではじめて気がついた自分の可能性や望むキャリアがありました。
これは誰しもにあるのではないでしょうか?
実際はあるけど、そこまで考えている時間がない。。という方も多いと思います。
ぼく自身、大学生の頃に実施した自己分析とは比較にならないほど、改めて自分のキャリアを見直し、分析し、面接対策して、転職先決めて、と本気で取り組みました。
転職活動に費やした86時間のうち、2/3以上は自己理解に時間を費やしています。
「時間」を作ることは大変ですが、50時間以上、みっちり自分と向き合う5ヶ月はかけがえのない時間です。
まだまだ道半ばですが、 ぼくも試行錯誤、模索の中進んできたので、少しでもあなたの参考になれば幸いです。
ではまた。