「失われた30年」
いつしか日本の平成時代がこのように呼ばれるようになりました。
何をすれば“世界”に追いつけるのか?
取り残されてしまった“遅れ”をどうすれば取り戻せるのか?
Contents
読む目的
- 今の日本がどういう状態なのか
- 今後の日本はどんな戦略立てをして歩んでいけば良いのか
メモ
・「公平」にこだわり、「平等」には拘らないのが日本人
→平等とは、全員に同じ権利があることをいう、公平はズルや不正がなくフェアであるということ。
・意思決定を個人単位ですることをやめる。「僕ら」「僕の会社」「僕の学校」にとって、どんなところを選択していけば良いのだろう?と考える。
・インドには、カースト制度があり、日本の士農工商と似ている。現在、インドは自由経済とうまく折り合いをつけている。
・人口減少と少子高齢化はチャンス
→「輸出戦略」‥今後世界中が高齢化に向き合うときに、先を行く日本から先端技術を共有できる可能性がある。それと、「教育」に投資しやすくなる。なぜなら子供の存在が貴重であるから。
・民主主義のアップデート
→人間は皆平等という考えは間違っていないが、衰退の恐れもある。それぞれに幸福の形がある。そのためは自治体に許容を与える必要がある。
・平等とフラットは明らかに違う。
・平等→ 一神教の考え、誰か統治者がいるような世界。▶北欧的。
・フラット→ 自然状態に近いこと、波のような世界。▶日本的。・これまでは中央集権的なリーダー(リーダー1.0)
→リーダー2.0は「弱さ」と「意思決定と権限の分離」「後発を育てる」が求められる。完全でなくて良い。なにかで尖っていること。
・「何でもできる」は愛されない。偏りがあるが、ある分野にとても才能があるほうが愛される。
・残業禁止は本質ではなく、ストレスマネジメントが重要。いかに仕事上のストレスのある仕事を避けるかどうか。労働時間で区切ることはしない。
・ベンチャーにも攻めのイケイケ人材ばかりを入れるのではなく、事務処理、対人能力の優れたベテランを入れることも再興に必要。守りとのバランス。
・「リスクを取る」ということは機械ではできないこと。だから「自分ができそうなこと」を即時的にやってみることが重要。 ▶AIに差別化を持つ方法
・人間への投資は最も価値が高い。
時代の変革期には、投資価値のある人材を育てることにある。慶應義塾や松下村塾もそう。若いときにこそ、後進の教育に力を入れる必要がある。学生が育ち、自分が育ち、時代を創っていくことができる。時代を変えるには優秀な人を集めるしかない。
・ポジションを取ってみないとわからないことがたくさんある。ポジションを取るのは簡単ではない、しかしやってみることが何より大切。
気づき・学び
- 時代の変革期には、教育が重要。教育にどれだけ力を入れられるか。
- 【今の時代の生き方】
・ポジションをとる
・リスクをとる
・強みで生きる選択をとる(とがる)
ネクストアクション