コロナ禍でもできること⑤

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2020年春、人々が想像もしなかった世界になった。

コロナウイルスの脅威は世界中を混乱させ、スポーツを止めた。スポーツが開幕する季節にスポーツは中止することを余儀なくされてしまった。

その最中、やり場のないアスリートたちは何を思い、そして何をして過ごしたのか。

 

秋山省吾の過ごし方

(写真:Getty Images)

自分を律する

「限られた状況の中で心がけているのは、コンディショニングですね。オフの期間には重いウエイトトレーニングをする時期もあるのですが、今はそういった追い込むトレーニングではなく、調整のためのトレーニングを続けています」

 

ここまで時間があると、自分を「律しなくても良い時間」が生まれる。同時に、開幕が遅れることで1シーズンの試合数は減少することが予想され、必要な体力も例年よりも負担が少ない。「100試合くらいならそこまで頑張って練習しなくてもなんとか乗り切れるんじゃないかと、どこか油断してしまいそうになる」と口にする。

そんな状況で、「どうやって自分を律していくか」ということに気を付けてるそうだ。

自分を律する一番のポイント。秋山はこう解説する。

「なんとか自分を律することができているのは、メジャー1年目、やるからには結果を出したいと思っているからです。このような状況の中でも、いかに目的を見失わずにやっていけるかという自分との戦いですね。どんな感情にあってもモチベーションを保っていられるのは、やはり『自分が職業としている野球で、納得できる成績を残したい』という思いがあるからです

 

コロナの影響で成績が思うように振るわずとも、今年は特に言い訳ができてしまう。

そうならないよう、秋山はなんとか踏ん張り、「自分の納得」を実現させるために練習をしている。

 

野球選手ができること

野球選手は野球しかできることはないのかー。

秋山のように「必要な時期に手を差し伸べることができるのではないか」、と感じて行動できることは無限にある。でもその発信や行動にも慎重なのが秋山だ。

「よく『野球選手としてみんなを勇気付けるメッセージをお願いします』とメディアから取材を受けますが、現状を見ると、僕は容易に『僕らのプレーを見て元気になってください』、『勇気を出してください』とは言えません。『野球を見て元気になって欲しい』という僕の願いは、すべての人の生活が元に戻ってからの話だと思うからです」

 

秋山は人々の「楽しみのひとつ」になることを掲げている。

誰も経験したことのないこの危機のなか、何か一つでも楽しみがあることで、今日一日がいい日だったと思えるようになる。秋山はその楽しみの一つとして役割を担う覚悟ができている。

 

まとめ:自分の残した成果に納得しよう!

自分の納得できる成績を残そうとする意思が、自分を律することにつながる

✅アスリートができることは、日常の戻った先にある

 

周囲に流されない強さ、自分自身にとことん向き合える強さ。誰かと比較するわけでもなく、しっかりと目的をもち、自らを律する。

秋山はその強さを持ちながら、周囲の人たちにも気を使える選手だ。

アスリートにはその背負っている重荷と責任がある。その期待に確実に応えられるのもごくわずかだ。

 

 

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