【自分のアタマで考えよう】#18

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“個”の力が重要になるこの時代に、重宝されるのは「自ら考えられる人」です。

普段私たちが決断を下すとき、
それはもしかしたら自分で「考えている」ことのようで、実は考えていないのかもしれません。
思考は、とてつもなく深く、無限に広がっているものですが、当たり前ですが使わないとまるで機能しません。

写真:Getty Images

 

少し複雑ですね。。

一見難しそうですが、早速、本の大枠を紹介していきます。

 

✔️本記事の対象

  • いい本を知りたい
    →このサイトでは毎週おすすめ本を紹介しています
  • 思考力を高めたい
    →今回、ぴったりの本です

 

 

✔️この記事を読むと得られるもの

  • 「考える」とは何か、理解を深められる
  • 「考える」ためのポイントを知ることができる

 

Contents

読む目的

  • 自分で考える力を身につける
  • 思考力の鍛え方・使い方を学ぶ

 

メモ

 

「知っている」と「考える」はまったくの別物。
→知っていたから答えられたことと、考えた末に出た答えは違うということ。それにもともと知識のある人は、考えているようで考えていないケースがある。

・世の中の事象には「良い面」と「悪い面」がある。情報をみて考えられることすべてを列挙するならば、良い面と悪い面のどちらも出てくる状態となる。これは「知識に騙されていない純粋な思考の結果」と言える。

知識と思考は分離する必要がある。
→その分野に対して、「詳しければ詳しいほど新しいアイデアに否定的である」状態ならば、それは「知識が思考を邪魔している」可能性がある。つまり、保有している知識が多いからこそ、「そんなことは不可能だ。できるわけがない」と否定的になる。

知識とは「過去の事実の積み重ね」であり、思考とは「未来に通用する論理の到達点」のこと。
→「知識」はあくまでも「過去において、他の人がその人の頭で考えた結果」。それを自分の頭の中に保村しているだけであって、考えろと言われても「他人の思考を頭の中から取り出してくる行為」になっているに過ぎない。

私たちは、他人の考えを自分の考えとして捉えてしまうことが少なくない。

意思決定プロセスは、情報収集の前に行うもの。

・「考える」とはインプットをアウトプットに変換すること
→何かのインプットをもとに何らかのアウトプット(結論)を出した、ということ。つまり何らかの結論を出すことが「考えた」ということ。

・“データ”をみた時に考えることは、その背景(=データの前段階)を考える「なぜ?」とそのデータをどう解釈・判断し、対応すべきか、と一歩先(=データの後段階)を考える「だから何なの?」の二つの問いを常に頭に浮かべる。

・考える力をつけるためにはどうするか?
ひとつの情報に対して十分な時間をかけてとことん考えることが大事

過去のデータから未来を自ら予測することは「考える」という行為になる。
→新聞に記事が出てからでは遅い。情報をもとに他者よりも先に仮説立てをして取り組もう。

・「縦」と「横」で見る視点
「縦=時系列比較=歴史的な視点」、「横=他社比較=国際的な視点」

・判断できないのは、「選択肢」が多いからではなく、「判断基準」が多すぎるから。

・人を雇う時も、絶対に譲れない基準を「一つか二つ」定めることが重要。いろいろ求めたら退職の原因になる

・そもそも大事なのは、日本がどんな国づくりを求めているかということ。
→ものづくりに焦点を当てるなら製造業を活性化させたい。そうするには、「円安」を誘導したり、「安い電力や労働力」、「外国人財の受け入れ」に注力すべき▶︎しかし現状、製造業の負担が重くなっている。国は別のところに注力しようとしている?

・話のズレに注意しよう。
例)正社員と非正社員の待遇差が気になるという人。これに関して、もう何年もその職で活躍しているのに、変わらない待遇に嘆いているAさん。これに対して、Bさんは望んで非正規になる人もいると主張する。→話の論題が異なっている!

・重要なのは、一つの事実から複数の人が複数のことを考えたこと。ここで出てきた答えを、なぜその人はそのように考えたのかというと結果と、その思考に至るまでの過程を共有することに意義がある。
=一人ひとりの考える力。

・知識を整理するための“思考”の棚を持とう。ポイントは次に知りたい情報を持てるかどうか。

・知識はそのまま保存するのではなく、思考の枠組みに整理していれて、忘れないようにする。

・最終的に伝えたいこと。
自分の頭で考えると悲しいくらい幼稚な考えしか浮かばない。でも、それでも人の意見や考えではなく、自分で考えることが尊く、そして重要なこと

 

学び・気づき

 

  • 「知識」「思考」は、全く異なる性質のもの。
  • これから重要になるのは、「思考」できる力。一つの情報からどれだけの考えを膨らますことができるか。
    日々のトレーニングが不可欠。
  • アウトプットまでおこなってはじめて、思考したことになる。

 

ネクストアクション

✅まず意思決定をする。その後に情報収集するという行動を起こしてみる
✅一つの情報について、なぜそんな結果になったのか考えて紙に書き起こす

 

 

 

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