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「教育」は知識だけの話じゃない
「教育」と聞くと、多くの人は学校の勉強や資格取得、あるいはビジネススキルの習得を思い浮かべるかもしれません。 でも、私が日々ビジネスマンと接する中で痛感するのは
――本当に必要な教育は、自分の心と身体の扱い方を学ぶことだということです。
僕自身、20代で経営に飛び込み、目まぐるしく働くなかで体調を崩し、集中力を失い、人とのコミュニケーションもうまくいかなくなった経験があります。自分のことがわからなくなり、お金儲けに走ったこともあります。自分のことがわからないので、結果的にそばで支えてくれる大切な人に迷惑をかけたこともあります。 成功するためのノウハウはたくさん学んだつもりでしたが、「自分を整える方法」はどこでも教えてもらえませんでした。
この記事では、そんな経験を経てぼくがたどり着いた「ウェルネスとしての教育」について、お話ししたいと思います。
なぜ今、「ウェルネスとしての教育」が必要なのか?
ビジネスパーソンの多くが、睡眠不足、ストレス過多、運動不足、不安定な食生活、常時SNS接続という環境のなかで働いています。これはまさに自律神経を乱す条件のオンパレードです。
そして、乱れた身体からは、健全な思考もクリエイティブな発想も生まれにくい。だからこそ、「自分を整える知識」=ウェルネス教育が必要不可欠なのです。
実際、Google社やApple社、世界のトップ企業の多くは「マインドフルネス教育」や「感情知能(EQ)のトレーニング」「体と脳のリカバリー」に真剣に取り組んでいます。
これはもう一部の健康マニアの話ではなく、「生き残る人材」「求められる人材」に必要なスキルになっているのです。
教育の第一歩は、「身体」を学ぶこと
あなたは、今日の自分の呼吸が浅いか深いか、気づいていますか?
ビジネスのパフォーマンスに直結するのは、集中力・判断力・決断力ですが、これらはすべて「自律神経」がコントロールしています。自律神経を整えるには、まず自分の身体の状態に気づく力――つまり「身体の教育」が必要です。
僕がクライアントにまず伝えるのは、「1日1分でもいいから、呼吸を感じてみてください」ということ。これだけで、今の自分が緊張しているのか、リラックスしているのか、判断できるようになります。
ピラティスや簡単な体幹トレーニングを通して、自分の中心軸を感じる教育を始めると、不思議と気持ちも安定してくる。
これが“ウェルネスとしての教育”の入り口です。
教育の第二歩は、「感情」と向き合う
人間関係がうまくいかない、自分に自信が持てない、焦りやイライラが止まらない…。そんな感情のゆらぎに、あなたはどう対処していますか?
多くの人が、感情を「押し殺す」「無視する」「なかったことにする」ことで乗り越えようとします。でもこれはまるで、火事を見て見ぬふりをするようなもの。
僕が学んだのは、「感情は悪者ではない」ということ。感情は、**今の自分に必要な“内なるメッセージ”**です。
ウェルネス教育では、感情のラベルを貼る練習をします。
- 今、自分は「怒っている」ではなく「不安から怒りを感じている」かもしれない
- 「焦り」の裏には、「もっと評価されたい」という思いがあるかもしれない
そうやって一つずつ解像度を上げていくと、感情に振り回されることが減っていきます。そして、穏やかな自分でいられる時間が少しずつ増えてくる。
これも、ウェルネスを追求するうえで欠かせないスキルです。
教育の第三歩は、「自分の価値観」を言語化する
忙しいビジネスマンほど、「なぜ働いているのか」「何のために健康でいたいのか」という本質的な問いを考える時間を後回しにしがちです。
でも、ここを見失うと、人はすぐに他人軸で生きてしまう。SNSのフォロワー数、収入、地位、肩書き…。それらに振り回され、自分の“幸福の軸”がブレてしまう。
だから、「あなたが本当に大事にしている価値観は何ですか?」とよく聞きますし、自分にも何度も問いかけます。
「家族との時間を大切にしたい」「心から尊敬できる人と働きたい」「自然の中で過ごすことが幸せ」といった、自分の核となる想いに気づくと、行動が変わり始めます。
これこそが、人生を自らの意志で切り開いていく土台になると信じています。
「教育=土台づくり」
学校では「テストの点数」や「成果」が重視されます。でも、本当の教育は“土台づくり”です。
- 自分の心と身体の声を聴けること
- 感情に飲み込まれず、受け止められること
- 他人軸ではなく、自分の軸で選択できること
これらはすべて、「学び」で身につけられる力です。そして、これは誰かに“教えてもらう”だけでは身につきません。自分で“体験し、感じ、気づく”ことで初めて血肉になります。
未来を変える「教育」は、今この瞬間から
あなたはもう、何かを学ぶのに“遅すぎる”なんてことはありません。
もしこの記事を読んで、少しでも「自分を整える教育を始めたい」と思ったなら、それはもう第一歩を踏み出している証拠です。
- 呼吸から始める
- 姿勢を整える
- 感情を受け止める
- 価値観を見つける
こういう一歩から踏み出すことをオススメします。
今すぐできる3つの「ウェルネス教育」
最後に、人間はわかったような気になり、知ったような態度を取る天才です。
今ならGPTもいて、すぐに理論武装ができます。
大切なのは、「自分の身体に取り込むこと」
知ったら超速で実践し、まず自分の身体に耳を傾けてみましょう。
- 朝起きたら深呼吸3回からスタート
→ 自律神経を整え、心身が目覚めます。
- 1日1分、姿勢を正して目を閉じる
→ 思考の整理と内省の時間に。
- 1日の終わりに1つ、自分の「嬉しかったこと」を書き出す
→ 感情への気づきと自己肯定感を高めることに繋がります